至高で栄光なるアッラーフ 神さま
まず最初にアッラーフ 神さまです。最後のHの音は弱く話す人により聞こえないこともあります。
الله
ラテン文字だとAllahですね。最初のALはアラビア語の定冠詞です。
敬称として
سبحانه و تعالى
省略形としてSWTが使われます。
至高で栄光なると訳されます。
ついでにو
正確にはوَ
WAは英語のand ~と~を表します。クルアーンでもよく使われてます。
注1)定冠詞アルの最初Aは文頭以外では発音しません。またLの方も続く文字が太陽文字というものだと発音せず、続く文字が促音(っ)になります。(後ろのラームلの上に乗っているのはシャッダと言います。これが子音の連続つまり促音を意味する)太陽文字以外の文字は月文字です。
注2)アラビア語は基本的に母音は母音記号で表します。アリフとハムザと言う文字は母音を表します。
アリフは英文字Aに当たると思いますけどそこに上下に記号(ハムザを使う事もあります)を付けてaiu(アイウ)の発音をします。他の子音を表す文字にも記号を付けて母音を示します。但し発音記号は子ども向けの本や明確に発音を示す必要がある聖典クルアーン以外では省略されることが多いです。
注3)最初に言うべきでしたがアラビア語は右から左に読みます。単語は英語の筆記体のように続けて書きますが文字により前後どちらかもしくはどちらにも続かない文字もあります。
注4)L(ل)ラームとR(ر)ラーの違いは英語と同じくラーの方が巻き舌で発音します。
シャハーダ 信仰告白
シャハーダとは信仰告白です。イスラームに入信する場合に最低二人以上の成人イスラーム教徒の前で唱えます。
信者であればやらなければいけない五行の1つですので礼拝の時などに毎日何回も唱えます。
2つの文からなっています。前半は
لا إله إلا الله
です。
最初の単語لاラー、ラテン文字で表すとLAです。
全般に否定の意味を表す単語です。
ここでは助動詞で後ろに名詞が続き
絶対否定意味します。
إله
イラーハ、ラテン文字だとILHかな。最初のアリフの下にハムザがあります。これは母音がiと言う意味です。
英語ではgod、これは神と言う意味です。(アッラーフのことではなく一般的な意味での)
إلا
イラー、ラテン文字だとILAです。
接続詞で~は除いての意味
シャハーダ前半では
ラー イラーハ イラー アッラー
発音としてラーイラーハ イラッラーと聞こえます。
アッラーフを除いて神はいないと言う意味です。
後半は
محمد رسول الله
です。
最初の単語
محمد
ムハンマド、ラテン文字だとMHMD
イスラームの預言者さまです。
敬称は
صلى الله عليه و سلم
意味は「彼にアッラーの祝福と平安あれ」です。省略形はSAWまたはSAWS
次の単語رسول
ラスール、ラテン文字だとrasul
男性名詞で使徒の意味です。
その次は
神さまアッラーフ(SWT)が続きます。
続けるとムハンマドラスールッラーです。
ムハンマドはアッラーフの使徒であると言う意味です。アラビア語にはbe動詞的なもの無しで該当の単語を並べるとAはBであると言う意味になります。
続けて
لا إله إلا الله محمد رسول الله
アッラー(SWT)の他に神は無し ムハンマド(SAW)はアッラーの使徒である。
アッラーという名前よりも神が唯一であることが重要です。
参考した情報
イスラームの本 islaam.ninja-x.jp
アラジン www.linca.info/alladin/
アラビア語文法ハンドブック (著:新妻仁一 白水社)